Music Diary
[ 2009.12.01 ]
Dee Dee sings Billie Holiday
11月下旬、ディー・ディー・ブリッジウォーターがブルーノート東京、同名古屋、コットンクラブに出演するために来日しました。
わたしは、ディー・ディーがビリー・ホリデイを歌うと聞きつけ、二夜連続で会場に足を運びました。
『エリノ ア・フェイゲン(1917-1959):トゥ・ビリー・ウィズ・フロム・ディー・ディー』と題された新作は、来年2月初旬のリリースになりますが、一足早く手元に届いていました。
グラミー賞ばかりかエミー賞も獲得しているディー・ディーの演技力を知る者として、彼女がビリーを歌う場合、かなりダークな作品/ステージになる可能性を捨てきれないじゃないですか。ですから作品が届いても、ちょっとすぐには手が伸ばせなかったんですね。
聴く方にも、覚悟がいります。
でも、それは杞憂でした。
すばらしいステージ。
21世紀の視点から見直した、ビリーの歌の数々。
そこにあったのは、彼女が生きてくれたことへの感謝、
その音楽へのオマージュ、そして心からの敬愛でした。
ディー・ディーは、ビリーのレパートリーを明るく歌い継ぎました。
もちろん、そこには涙もありましたが。
ふられ歌も、恨み歌にはしていない。
明るさをもった視線で、ビリーをとらえ直しているからできる技です。
また、来年1月に新作について書きますね。
ディー・ディーが歌うビリー・ホリデイ集を、どうぞお楽しみに。







