Music Diary
[ 2010.04.23 ]
エリカ・バドゥのたゆたい
エリカ・バドゥの新作『ニュー・アメリカ・パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)』が、リリースされました。
今作は、Part2といいながら、前作と異なり、生演奏を多用しています。
そして、よいさじ加減の「ゆるさ」があるアルバムに仕上がりました。
ファースト・シングルになる〈ウィンドウ・シート〉では愛する人に戻ってきてと懇願し、〈ラヴ〉は明るいサウンドで想いをつつんだ。
前半ピアノとチェロだけをバックにジャジーに歌うボーナス・トラックは、デビュー時「ビリー・ホリデイの再来」と騒がれたことを思い出させます。
彼女がVibe.comのインタビューに答え、次のように語っています。
「前作の『ニュー・アメリカ・パート・ワン』は左脳寄りの作風だった。
でも、今作はぐっとエモーショナル。
デビュー作(1997年)を作っている頃、宇宙や古代エジプトで『生命』のシンボルとして用いられたアンクのことを学んでいたのだけれど、今回はその続編を作っているような気持ちだった。
だから今作を『リターン・オブ・アンク』と呼んでみたの」
そのアンクと樹木がモチーフとして使われたジャケット、
そしてオーガニックなサウンドが彼女のことばを裏付けています。
浮遊感のある音のなかで、たゆたう心地よさ。
ゆるいけど、やっぱりソウル。
明度を少し増して、有機的になったエリカは、
新作で、またこの地上にグラウンディングしています。
なごみますね。
とっても。







