Music Diary
[ 2008.12.25 ]
クリスマス・アルバムが豊作Vol.2 ジャミン・ゼブ
クリスマス・アルバム第2弾は、日本のイケメン・コーラス・グループ「jammin' Zeb」(ジャミンゼブ)をご紹介。 この男声4人のコーラス・グループは、2006年8月に結成されたのですが、当時、平均年齢23歳というジャズ系にしては大変な若さ!、そして4人の国際的な経歴&キュートなルックスで話題になりました。
このjammin' Zebをこれまで手がけてきたのは、有名フュージョン・グループ「カシオペア」などのプロデューサーとしても高名な、宮住俊介氏。宮住さんの特訓でうまくなり、デビューし、今作ではライヴで培った自信とより確かなハーモニーで、クリスマス・アルバム『ギフト』を放ってきました。
その選曲と、彼らのクールなコーラスの合うことといったら。
〈サイレント・ナイト〉に敬虔な想いにさせられ、山下達郎の名曲〈クリスマス・イヴ〉の男の恋心に涙。メル・トーメの不朽のクリスマス曲〈クリスマス・ソング〉は温かく、4人の個性をいかしたコーラスで歌うのです。
jammin' Zebの最大の魅力は、それぞれのメンバーのインターナショナルな背景にあるのかもしれません。みなバイリンガルで、英語が堪能。
4人の中で純粋な日本人はコージローだけで、残りの3人は日系アメリカ人やオーストラリア人、メキシコ人とのダブル(最近は失礼なのでハーフとはいわないの)です。海外生まれのレンセイは日本語の特訓中で、4人のコミュニケーションは英語と日本語を交えた、不思議語でとられます。
こんなインターナショナルな顔ぶれがそろったのはまったくの偶然だそうですが、英語の巧い歌を聴いてみると、それがどれほどストレスがないことか、思い知るのです。
このjammin' Zebのメンバーを簡単の紹介しておくと、親しみやすいヴォーカルが魅力のコージロー。
メロディアスなソロに加えて、合唱団で培った内声でハーモニーを支えるスティーヴ。ベースを担当するシモンは、最年少ながら、骨のある歌いっぷり。低音が効いて、いずれいい意味で化けそうな予感がします。
メロディーを担当することが多いレンセイは、高音域が特徴で、アンドロギュノス的な声質が、女性に人気がある理由かもしれません。
そして、彼らの歌の魅力は、個性を尊重しつつ保たれるハーモニーです。個性をいかしつつ、調和をもつ。お互いさま、友人ともそんな風につきあうことができたら、いいですね。
あなたも、どうか心温まる、すてきなクリスマスをお迎えください。
jammin' Zeb
『GIFT』
ビクターエンタテインメント
VICJ-61583
2008年11月19日発売
※ 権利者の許可を得ずに、複製することを禁じます。

後列左から
■レンセイ(本名:西澤連聖)
父親が日本人、母親がオーストラリア人というダブルな背景をもつ。高音が魅力で、コーラスでは主にトップを歌っています。
■シモン(本名:西脇史門)
父親が日本人、母親がメキシコ人という、やはり2つの文化を背景にもつ。慶應義塾大学の塾生。歌にバイタリティあるので、大きく育つのでは。
前列左から
■コージロー(本名:鈴木宏二郎)
ジャミン・ゼブのリーダーで、コーラスでは主にセカンド・テナーを担当。
■スティーブ(本名:仲光甫 なかみつはじめ)
クラシックからジャズまで、あらゆるジャンルのコーラス・ワークに精通している。どのパートでも歌えるのが強み。







